岩田、飾る快幕星 今季2度目“大役”

 阪神・岩田稔投手(32)が後半戦の初陣を勝利で飾る。19日は甲子園で、キャッチボールなどで最終調整。先発する20日・巨人戦(甲子園)に向けて、「いいスタートを切れたらいいですね」と汗を拭い、力を込めた。

 交流戦に続いて、“開幕投手”に指名された。前半戦は主にカード初戦に先発し、5勝4敗、防御率3・24をマーク。ただ、巨人戦は今季3試合の登板で0勝2敗、防御率6・75と分が悪い。

 本来はGキラーだ。昨季は5試合に先発し2勝1敗、防御率2・81の好成績を残した。今季も前半戦最終登板では好投した。中4日で12日・巨人戦(東京ドーム)に向かい、巨人打線をソロ1発の5回1失点にまとめた。

 今回は器の大きい甲子園が舞台だが、油断はない。「あのころと体も違うのは当然なので。本塁打?出るでしょうね。いいバッターが多いので」と警戒を強めた。

 後半戦へ、心と体をリフレッシュさせた。「(疲れを)取ることに集中して、ゆっくりしていた。フレッシュな気持ちで」。この日は母校・大阪桐蔭が大阪大会に登場したものの「自分の明日のことの方が大事」と現地観戦を我慢した。

 その後は、中5日で26日・DeNA戦(甲子園)に向かう見込みだ。まずは自身5試合ぶりの白星を奪い、チームを勢いづかせる。

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