阪神のドラフト２位・石崎剛投手（２４）＝新日鉄住金鹿島＝が２５日、この日発表された出場選手登録に入り開幕１軍を手にした。次なる目標に「シーズンを通して１軍で活躍」を挙げ、その先に新人王獲得を視野に入れた。

　前日に和田監督から開幕１軍は告げられていたが、正式発表を受け、石崎の表情は引き締まった。

　「やっとスタートラインに立てた。開幕１軍メンバーに入れたというのはすごくうれしいことです。いい意味でプレッシャーを感じながらやりたい」

　オープン戦では５試合で２勝１セーブ、防御率は０・６４と抜群の成績を残した。先発で結果を残し、リリーフでは連投や、呉昇桓の前、八回も経験した。どの場面でも首脳陣の期待に応えてみせた。自身も手応えを感じている。

　「不安はないです。過信しているわけではないですけど、うまく行き過ぎてるという感じはありますが、これを継続していければ。新人王ですか？いい活躍していれば、夢ではないと思っています」

　みなぎる自信がルーキーを雄弁にさせた。役割はまだ言われていない。ロングリリーフでも、逃げ切りの場面もこだわらない。これまで同様、シーズンでも結果で応えてみせる。