掛布DC3月オープン戦帯同プラン浮上

 「阪神春季キャンプ」(16日、宜野座)

 阪神・掛布雅之DC(59)が3月のオープン戦に帯同するプランがあることが16日、明らかになった。中村勝広GM(65)が示唆したもので、2軍の教育リーグと比較しながらスケジュールを検討していく。

 掛布DCはキャンプインから7日まで宜野座で指導し、現在は安芸で若虎を指導している。中村GMは掛布DCの今後について「スポット的に1軍を見てもらうことも考えていく。まだ1、2軍の仕分けは済んでいないけど、本人も見たい選手がいるだろうから」と説明した。

 すでに注目株の横田が1軍デビューする2月末の練習試合2試合に帯同することが決定している掛布DC。若手が1軍に昇格しても、2軍を見ている掛布DCが1軍にいれば、2軍の時と一貫した指導ができる。同時に、その若手選手にも安心感を生む効果がある。

 1軍には北條、伊藤隼ら門下生がいる中、4番・ゴメスに関しても「見られなかったのが残念」と状態を気に掛けていた。昨年開幕前に軸足に重心を残すようアドバイスしてから助っ人は開眼。だからこそスイングをチェックしたい意向を示していた。

 課題となるチーム力の底上げへ-。ミスタータイガースが1軍にも目を光らせる。

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