藤浪スライドOK 台風接近も柳に風

 平常心は変わらない。阪神・藤浪晋太郎投手(20)が8日、甲子園で行われた投手指名練習に参加。猛烈な勢力の台風19号が、先発予定の広島とのCSファーストS第3戦が行われる13日ごろに直撃する可能性がある。スライド登板の可能性も意に介さず、万全の準備をして決戦に臨む。

 勝負の日に向けた最終調整。13日・広島戦の先発登板を任された藤浪。その表情は自信に満ちあふれていた。「先のことはわからないですけど、それはそれで合わせていかないといけないと思います」。接近している自然の猛威も、まったく意に介さない。

 沖縄の南から北上している台風19号。予報によれば、今後関西に接近する可能性もあるという。そうなれば、13日の藤浪の登板も危うくなるが「スライド(登板)は今年やっているので、それに関して言えば大丈夫だと思いますよ」と、至って冷静だった。

 結果も裏打ちしている。5月27日・ロッテ戦(甲子園)でプロ入り初のスライド登板を果たし、8回3安打無失点。前日の雨天中止をものともしない、圧巻の投球を披露した。

 また、プロ2年目で自らの成長も実感している。「投球術というか、打者を打ち取るすべというのが、前半戦より後半戦の方がわかってきた」という自信が、ここ最近の好投へと導いている。

 自身のシーズン最終戦となった9月26日・広島戦は、6回6安打3失点と粘りの投球で自己最多の11勝目を挙げた。CS前最後の実戦登板となった10月7日・みやざきフェニックス・リーグのDeNA戦では、0‐3の四回から2番手で登板し、3回1安打無失点。5奪三振を奪い、最速も155キロを計測するなど、順調な仕上がりぶりを見せた。

 この日は甲子園でランニング、キャッチボールなど軽めの調整を行った。「(修正点は)ないです。フォームや配球面、ボール自体も良くなってきていると思います」と藤浪。大一番へ、残りわずかとなった時間を有効に使い、万全の状態を整える。

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