ドラ4梅野プロ1号!敗戦にキラリ

 「DeNA8‐4阪神」(27日、横浜)

 この喜びをさらなる成長への糧とする。阪神の連勝は3で止まったが、メモリアル弾が飛び出した。ドラフト4位の梅野隆太郎捕手(22)=福岡大=が九回、左中間席へプロ1号本塁打を放った。これが同時にプロ初打点。阪神の新人捕手では実に29年ぶりの本塁打となった。

 晴れ渡った横浜の空に希望の放物線が伸びた。高く舞い上がった打球は風にも乗って、虎党が待つ左翼スタンド最前列へ。白球の行方を確かめると、梅野は胸を張ってダイヤモンドを一周した。

 「感触は捉えたと思ったんですけど、正直いくというのは分かりませんでした。必死に走っていたら、入ってくれました。歓声で気づきました」

 長時間ゲーム。5点差を追う九回、2死走者なし。途中出場の梅野が打席に立った。三上の初球を迷わずフルスイングした。26打席目で飛び出したプロ1号は阪神の新人捕手では、29年ぶりのアーチとなった。

 敗戦の中、まばゆい輝きを放ったルーキーに和田監督は「風もあったけど、梅野らしいというかね。ここ最近は初球から思い切りのいいスイングができていなかったけど、この一発で変わってくれると思う」と今後の覚醒に期待を寄せた。

 シーズン開幕から休みは一日もない。試合前の打率は・136。疲労から、自慢の打撃が次第に小さくなっていた。気づかせてくれたのは、大学球界でしのぎを削ったライバルの一言だった。

「フォーム変えた?」

 横浜入りしてから、球場で顔を合わせた亜大出身のDeNA・嶺井にそう尋ねられた。「いや、変えてないけど」。自分では全く変えたつもりはなかった。だが、大学時代の打撃フォームを知る嶺井の言葉は説得力があった。

 さっそく翌日のフリー打撃から突貫工事を開始した。「打つポイントを極端に前にしたら、いい感じになりました」。取り戻したパワフルな打撃。成果は最高の形で表れた。

 「代打とかで出て、打てることが少なかったので、これを機に自分の調子が上がっていけばいいと思います」

 手元に戻ってきたホームランボールは「初ヒットのボールもまだ送っていないので、一緒に実家に送ろうと思います」と明かした。1年目から1軍の舞台で戦う「打てる捕手」は、一歩ずつ正捕手の座へ近づいていく。

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