梅野あるゾ開幕マスク!刺した&打った
「練習試合、西武2-4阪神」(2日、春野)
開幕マスクへ猛アピール!阪神のドラフト4位・梅野隆太郎捕手(22)が、西武との練習試合(春野)に「7番・捕手」で先発出場。打撃で、守備で、持ち味を発揮した。
「毎試合、出場していてもしていなくてもアピールできることはある。1日1日を大事にしていきたい」
まずは、その強肩で魅せた。三回2死一塁から、二盗を試みた一走・金子侑を見事に刺した。これには「すごくうれしかった。警戒していたので、自分のスローイングができた」と、してやったりだ。
そして直後の四回無死一、三塁では、豪快な打撃を披露。2番手・レイノルズから「走者をかえしたい一心だった」と放った打球は左翼フェンスを直撃する適時二塁打に。「打点も付いたので、すごく自信になった」と表情を崩した。
何よりのアピールはリード面。先発・二神の特長を引き出し、4回無失点の好投に導いた。「ビデオを見て、少しでも特長をつかもうと時間をかけてきた。投手のリズムに合わせられているのが、結果につながっていると思う」と話した。
新人捕手の成長に、和田監督も「配球、組み立てが分かってきている」と目を細めた。少しずつ、ただ着実に、目標の場所へ前進を続けている。