藤浪がLG戦で内角攻めの進化見せる

 「阪神春季キャンプ」(24日、宜野座)

 内角をエグる!!阪神・藤浪晋太郎投手(19)が24日、練習試合・LG戦(25日・宜野座)で捕手の配球を尊重しながらも内角攻めを試す考えを明かした。春季キャンプのブルペンでは左打者の内角を突く練習を重ねてきた。今年初の対外試合のマウンドで、進化した投球を披露する。LG戦には能見が先発し、メッセンジャーも登板予定。先発3本柱が競演する。

 ついにリミッターを外す時が来た。打者の懐をめがけて、思い切り右腕を振る。今年、2度目のマウンドは初の対外試合。投球のテーマの1つがズバリ、「内角攻め」だ。藤浪は言葉を選びながら、こう語った。

 「(対外試合では)配球としては変わりますけど、基本は変わらないです。(左打者の内角攻めは)せっかくなので試してみたい。ただ、キャッチャーの配球と、試合の状況を見ながらですね」

 初登板した20日の紅白戦(宜野座)では、2回を2安打無失点。計4三振を奪う快投を披露した。だが、登板前日に「死球を当てないようにしたいです」と話していたように、味方相手に内角の厳しいコースを突くことは難しかった。

 だが、もう遠慮はいらない。1年目は左打者に対して苦戦した。課題を克服するため、今キャンプのブルペンでは左打者の内角を投げきる練習を重ねた。今年2度目のマウンドは2年目の進化を示す絶好の機会となる。

 相手に不足はない。LGは韓国リーグで昨季2位の強豪チーム。サムスン時代に何度も対戦経験がある呉昇桓から情報も授かった。

 「この時期、(打者の調子が)仕上がっていると、ヒョンさんが言っていました。相手どうこうはないですけど、しっかり自分のボールを投げられるようにやっていきたい」

 この日のブルペンではいつも通り、全球種を投じて計39球。左打席にバッターを立たせ、内角を投げきった。

 右腕へ首脳陣の信頼は厚い。藤浪の言葉を伝え聞いた和田監督は「ブルペンでも課題を持ってやる選手なので、これからも継続してやってくれると思う」とうなずいた。

 宜野座キャンプも、最終クール。藤浪がいよいよ本番モードに突入する。

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