「阪神２軍春季キャンプ」（３日、安芸）

　阪神・掛布雅之ＤＣ（５８）が３日、育成の阪口哲也内野手（２１）を絶賛。今季中の支配下登録へ期待を寄せた。

　阪口が個別特打を終えると、掛布ＤＣは「てっちゃん、いいね～」と感嘆の声を上げた。平田２軍監督をわざわざ呼び寄せて話すほどの驚きぶり。「育成の星になれ」とエールを送った、１１月の秋季練習から２カ月。確かな成長をわがことのように喜んだ。

　普段は愛称で呼んでおり、報道陣に「阪口」と質問されると頭の中には？マーク。すぐに「あ～、てっちゃんね」と理解した。高卒４年目で「大学なら４年生。それで、あの打撃はすごいよ。（今なら）ドラ３に引っかかるぐらいの打撃をしているよ」。鋭い当たりを連発する広角打法をほめたたえた。

　安芸ドームに移っても、阪口の素振りに連日の密着指導。「レギュラーを取りたいなら、１人での練習も大切にしろよ」とアドバイスを送った。支配下登録の可能性を感じる掛布チルドレンを、徹底的に鍛え上げていく。