西岡、“二段自主トレ”で体追い込む

 阪神の西岡剛内野手(29)が6日、大阪市内のホテルで行われたファンミーティングに出席し、年明けは“二段自主トレ”で体を追い込む考えを示した。年明けから関西で自主トレを行い、下旬からハワイへ場所を移す。またチーム剛に合流する大和には「今までの選手はみんな死んでる。夜は楽しくないよ」と猛練習を予告した。

 異例の二段構えで体を追い込む。スピード感あふれる体をつくり、144試合を全力で戦い抜くために‐。西岡は今オフの自主トレについて「7日から大阪でやって、下旬にハワイへ行く。日本で体をつくって、暖かいところでもっと追い込む」と明かした。

 大半の選手が自主トレは1カ所にとどめるのが基本。自身も移籍1年目の昨年は国内で自主トレを行った。あえて途中で場所を変更する意図を「シーズンはいかに疲れを残さないで、次の試合に臨めるか。逆に自主トレ期間中はへばってでも、走り込み、打ち込み、自分を追い込む時間になる」。日本で限界ラインまで体を追い込み、そこから温暖な地でもう一段階、ギアを上げる。144試合を戦い抜く体力を養った上で、2月のキャンプに入るのが狙いだ。

 そんな厳しいトレーニングだからこそ、今オフから自主トレに志願参加する大和に対して「いつもほとんどの選手が死んでる。僕と自主トレやって遊べると思ったら大間違い。はっきり言って、夜は楽しくないよ」と予告。シーズン中から「優秀な2番打者がいるチームは強い」と打席での考え方、状況判断を丁寧に教えてきた。来季も1、2番コンビとしてチームを優勝へ導きたいからこそ、申し出を快く受け入れた。

 「100言って1つ学んでくれたら良いと思うし、自分の打撃は他人から見ないと分からない。僕とか(中田)翔とか年齢関係なく言っている。色んな選手の打撃を見て、良い部分を取り入れて行ければ」と力を込める。目標は全試合フルイニング出場。ベストを維持している体重も「自主トレになったら落ちる」と断言するほど厳しく追い込み、1年間を戦える体をつくっていく。

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