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鳥谷、牧田撃ち!一振りで仕留めた

 「交流戦、阪神2-1西武」(6日、甲子園)

 好投手だからこそ、少ないチャンスを逃せない。緩いカーブに対して一瞬タメをつくり、タイミングを合わせて一振りで仕留めた勝負強さ。スタンドが揺れ、拍手と歓声が注がれる。阪神・鳥谷が魅せた。牧田から、勝利につながる先制打を放った。

 「高めに浮いてきたカーブを逃さずに打つことができました。先制のチャンスだったし、打ててよかったです」

 初回だ。西岡が中前打で出塁し、続く大和のバントは牧田への小フライとなったが牧田の一塁への悪送球で1死二塁に。ミスに助けられた好機で期待に応えた。初球のストライクを見逃し、2球目はボール。迎えた3球目だ。高めのカーブを右翼線に運ぶ適時二塁打で、先制点をもたらした。

 2年連続で同じようには負けられない。昨年、甲子園で完封負けを喫した時には、鳥谷自身も2打数無安打1三振に抑えられた。変則フォームの難敵からの価値ある一打は、自身5試合ぶりの打点。和田監督も「初回に1点入れたのが大きかった。西岡と鳥谷でね」と称えた攻撃だった。

 六回には先頭から左前打で出塁。得点には結び付かなかったものの、自身3試合ぶりのマルチ安打を記録した。牧田とはWBCで日の丸を背負って戦った間柄。守護神だった右腕と、野手陣の主力だった関係の中、大会前から抱いていた大きな視点での思いがあった。

 「WBCで活躍すれば、チームに戻った時にファンが増えたり、それを見たファンが野球を始めたり。そうやって野球に恩返しができればいい」

 世界一は果たせなかったが、野球界への思いに変化はない。この日は敵として向かい合い、交流戦という限られた舞台で展開された好勝負。試合の結末はもちろん、鳥谷と牧田の勝負からも伝わるものが確かにあった。

 「(牧田を)攻略ということではないですけど、最後にマートンが決めてくれてよかった」と鳥谷。個人記録は関係ない。チームが勝ってこその打点だと分かっている。マートンらと形成するクリーンアップ。夢は限りなく広がる。

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