藤浪は冷静、大谷は眼中になし!

 大谷は眼中ないぜ!背中と腰の張りで出場選手登録を外れている阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(19)=大阪桐蔭=が24日、甲子園球場での投手練習に参加した。26日の日本ハム戦(甲子園)で、先発で復帰する予定の右腕は、打者として対戦が濃厚の日本ハム・大谷に「気にしていない」と無関心を強調。中田翔内野手(24)ら、中軸打者への警戒を強めた。

 虎党のみならず、日本中の野球ファンが注目するであろうルーキー対決だ。猛虎の未来を担う若きエース候補・藤浪と、投手と野手の“二刀流”を実現させた大谷。高まる期待。一足先に、コラボグッズ発売まで決まった。

 ただ、そんな周囲のけんそうとは別次元に、藤浪の精神状態はあった。この日の練習後、取り囲む報道陣の質問を待たず、自ら切り出す。「大谷君は、特に気にしていないですよ」。そして機先を制された周囲を尻目に、こう続けた。

 「中軸(打者)というわけではないので。それよりも、3、4番をしっかり抑えることです」

 単純明快。藤浪の目標は常にチームの勝利。それだけだ。中西投手コーチでさえ「意識するなと言っても意識するだろうが、自分の投球をしてくれれば」と話したが、その心配は必要なさそうだ。

 決して“無関心”というわけではない。前日は大谷が投手としてヤクルト戦でプロ初登板初先発。その試合を、藤浪もテレビで見ていた。「スゴイとしか言いようがない」。最速157キロを記録したライバルの力は認めている。ただ、勝負となれば状況は変わる。

 これまでも個人記録などに「興味がない」としていた藤浪。チームを勝利へ導くために‐。その一点において、意識すべき選手は大谷ではない。大阪桐蔭の先輩でもある日本ハムの4番・中田だ。

 3月のWBCでは日本代表にも選ばれ、現在リーグトップタイの12本塁打を放っている若きスラッガー。この対戦に関しては「4番打者なので、しっかり抑えたい」と闘志を燃やした。

 そのための準備は整いつつある。実戦復帰登板となった21日の育成試合・四国ILp選抜戦(鳴尾浜)では、3回3失点。中西コーチは、試合当日は「フォーム的にまだまだ」と指摘していたが、この日の練習では「修正できていると思う。遠投などでは、だいぶ意識できている」と話した。調整は順調そのものだ。

 昨春のセンバツ1回戦の対戦では、花巻東・大谷に1発を浴びた藤浪。ただ勝利を収めたのは大阪桐蔭だった。「(パの打者は)振ってくるとは思うけど、自分の投球をするだけ」。対大谷ではなく、勝ちにこだわる。それが藤浪晋太郎の流儀だ。

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