良太の一撃!特大の満塁一掃二塁打

 「交流戦、ロッテ1‐7阪神」(23日、QVC)

 剛の庭が良太のフィールドになった。阪神がマートンの2打席連続適時打で追加点を挙げた三回。なおも好機が膨らみ、2死満塁で打席が巡った。

 「追加点を欲しかったので、ランナーをかえせるようにコンパクトなスイングを心掛けていた。(唐川は)球持ちもよくて、外のコントロールがいい投手。唯一の失投だったと思う」。観客席のボルテージが高潮する前に勝負をつけた。唐川がストライクを欲しがった初球。甘く入ったストレートを逃さず、感触十分のミートでバットを宙高く放った。打球は左翼フェンスの上部を直撃。あと50センチで満塁本塁打という特大飛球で塁上の走者を一掃し、二塁ベースで両腕を突き上げた。

 プロ初の満塁本塁打を放った18日のソフトバンク戦で、先頭打者本塁打の西岡と甲子園のお立ち台に上がった。4万5千観衆の前で西岡から「良太先輩の尊敬できるところ?そう聞かれると、とくにない」とイジられ、「剛は僕のことを先輩と思ってない」と笑った。

 西岡の阪神入りまで両者に特別な親交はなかったが、2月のキャンプですぐにうち解けた。沖縄の宿舎では隣部屋。第1クールからドアのノック音とともに「りょうた~」と、人懐っこい声が響く。

 「おれ、剛と同級生だっけ?」。冗談めかしながら、苦笑い。食事会場ではバイキングのプレートに数品盛って席を離れると、香辛料を混ぜるいたずら…。「おいっ!」。“犯人”はすぐに特定できた。でも、不愉快な感情が全く湧かない。言葉にならない魅力を、西岡に感じていた。

 1つ年下の西岡にとって古巣の本拠は特別な舞台。後輩の3安打を祝うように、快音を奏でた。前夜は今季初の猛打賞。昨季2戦で7打数4安打(打率・571)と快打を重ねたQVCマリンとの好相性はシーズンをまたいでも変わらない。前年度手を焼いた満塁機(打率・125)で今季は7打数3安打1本塁打10打点、打率・429を誇る。週に2度の満塁弾とはならなかったが、幕張の風は最高に心地よかった。

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