虎が左キラーを獲得だ。阪神は２１日、川崎雄介投手（３１）との交換トレードが成立し、西武から高山久外野手（３１）を獲得したと発表した。阪神は関本が左ふくらはぎ痛で、出場選手登録を抹消中とあり、長打力のある右打者補強に乗り出していた。

　高山は九州学院から９９年度ドラフト１位で西武に入団。１０年にはスタメンに定着し、１１６試合で打率・２９１、１１本塁打を記録。和田監督は「１０年にレギュラーで出ていたイメージがある。戦力になると思うし、期待している」と話した。

　パ・リーグで対戦経験のある藤井彰も「セ・リーグにはいないタイプ。左（投手）にも強いし、パンチ力もあるからね」と評した。近日中に入団会見が行われ、チームへ合流する見込みだ。

　高山は広報を通じて「今まで勉強させていただいたことが、今の自分につながっています。球団が変わっても野球をしていることに変わりない。阪神タイガースもやりがいのあるチームなので、精いっぱい頑張ります」とコメント。８年ぶりのＶへ向けて、積極的な戦力補強が続いている。