良太11日にも屋外フリー&ノック再開

 驚異の回復力だ。5日の広島戦で左太もも裏側に肉離れを起こし、翌6日に出場選手登録を抹消された阪神・新井良太内野手(29)が10日、鳴尾浜でリハビリを行い、11日にも屋外でのフリー打撃を再開し、一塁の守備に就いてノックを受ける予定を明かした。

 「状態が良ければ明日ノックを受けるし、外で打つ。段階を踏んでるからいいんじゃないかな。走るのが全力でできたら」と、抹消期間の明ける16日の巨人戦(東京ドーム)での最短復帰を青写真に描いた。

 吉竹作戦・守備走塁コーチが視察に訪れたリハビリでは、前日と同様にキャッチボールと室内でのマシン打撃を消化した。見守った権田トレーナーは「まだ6割か7割ぐらい。ダッシュ、ベースランニング、守備の切り替え、投内連係の動きを確認したい」と話した。

 和田監督も早期の戦列復帰には慎重な姿勢を示した。「肉離れはクセになるから。しっかりと段階を踏んでね。誰も80%の良太は見たくないし、アイツは120%でプレーするスタイルだから。焦らすことはないよ」と再発‐長期離脱を避けるため、完治を最優先する方針を示した。

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