「オープン戦、オリックス９‐１阪神」（２４日、京セラ）

　開幕ＯＫ！右大腿（だいたい）四頭筋打撲で２３日のオリックス戦を欠場した阪神・鳥谷が、先発に復帰し２安打をマーク。守備でも軽快な動きで不安を一掃した。

　「大丈夫。（負傷箇所は）問題ない。腫れがないことはないけど大丈夫」。言葉にたがわぬ本来の動きを見せた。三回２死二塁は海田の外角スライダーを流し打って三遊間を破った。六回１死はフルカウントからファウルで粘り、比嘉の９球目の１４２キロを引っ張ってライナーを右前に運んだ。

　守備では二回無死一塁で、投ゴロを処理した藤浪の送球を受けて併殺を完成させた。初めて一緒に実戦出場したドラ１右腕との連係も問題なし。和田監督は「足をひねったとかじゃなくて打撲だから。開幕は問題ないでしょう」とうなずいた。

　ＷＢＣ終了後、日本での実戦はわずか２試合で開幕を迎えることになる。「（開幕まで）何日かあるんで練習していい状態で入りたい。しっかり練習してやることをやってスタートできるようにしたい」。背番号１はきっちりと開幕に照準を合わせている。