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能見初ブルペンで“魔球”チェンジ披露

 阪神の沖縄合同自主トレが27日、沖縄の宜野座村野球場でスタートした。WBC日本代表候補の能見篤史投手(33)は今年初のブルペン入り。捕手を立たせたまま投げ込んだ変化球に周囲が驚いた。WBC球で投じたチェンジアップが、サークルチェンジのような動きが加わった“魔球”と化した。

 一番乗りのブルペンに衝撃が走った。WBC球を握り、捕手を立たせたまま投じた3球。能見のチェンジアップを受けた片山ブルペン捕手が、その軌道に驚きを隠せなかった。

 「チェンジアップは抜けるボール。プラス球に動きがあった。(サークルチェンジ)みたいな感じだね」

 通常、球が減速して沈むのがチェンジアップだ。そこに沈みながら右か左か、予測不可能な動きが加わる。NPB球と異なるWBC球が、能見の武器を“魔球”へと進化させた。

沈んで右か左へ 早くから沖縄入りし、WBC球の試投を続けてきた。14日の公開自主トレではキャッチボールでチェンジアップも試し「自分のイメージよりもう一段階変化する」と、すでにその感触をつかんでいた。

 滑ると言われるWBC公式球。日本代表・東尾投手総合コーチは、フォークを決め球とする能見らに警鐘を鳴らしていた。心配無用だ。この日、フォークも2球投じたが、仮にフォークが投げられなくとも“魔球”があれば問題ない。サークルチェンジのような軌道を描く決め球は、世界の強打者から空振りを取れる武器になるはずだ。

 その後、捕手を座らせてWBC球で47球、NPB球で16球、計63球を投げ込んだ。初ブルペンながら直球にも力強さがあった。低めにズバッと決まる。片山ブルペン捕手が、その感触を味わうかのように捕球後、数秒制止する。例年より急ピッチで行われている調整も順調にきている証拠だ。

 能見は「いろいろと(WBC球の)感覚を確かめながら。まあまあ、まだこれからです」と多くを語らなかったが、ある程度の手応えはありそうな様子。世界と戦う虎のエースは確実に進化を遂げている。「変化が大きかった」と片山ブルペン捕手を驚かせた“魔球”で、世界の打者をねじ伏せる。

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