大相撲初場所(来年1月8日初日・両国国技館)に向けた横綱審議委員会による稽古総見が28日、東京・両国国技館内の相撲教習所で一般に非公開で行われ、2連覇を目指す横綱鶴竜は横綱、大関陣との申し合いで8勝2敗と好調だった。左右の出し投げやもろ差しからの寄りが光った。
4場所ぶりの賜杯奪還を目指す横綱白鵬は上位陣との申し合いに加わらず、新関脇の正代と続けて取って10戦全勝。横綱日馬富士は4戦全敗と精彩を欠いた。
大関陣では稀勢の里が鶴竜、日馬富士を押し出すなど5勝3敗。豪栄道は10番、照ノ富士は6番、かど番の琴奨菊は4番にとどまった。