大相撲九州場所で7場所ぶり3度目の優勝を果たした横綱鶴竜が千秋楽から一夜明けた28日、福岡市内の井筒部屋宿舎で記者会見し「気分はいいです。充実した15日間だった」と喜びを語った。
11日目に稀勢の里に初黒星を喫したが、12日目から4連勝と立て直して14勝1敗だった。ここ2年は肩や腰の故障に悩まされ「今は耐える時。これからいいことがあると思ってやってきた」と振り返る。一年納めの場所を制し「みんなの喜ぶ顔が見られてうれしかった」と目尻を下げた。
来年は最高位に就いて4年目に入る。31歳の横綱は「自信を持って、前向きにやっていきたい」と力強く話した。