稀勢の里、立ち遅れで不完全燃焼の黒星

 「大相撲夏場所・12日目」(22日、両国国技館)

 不完全燃焼だ。稀勢の里は立ち合いで2度突っかけたあと、3度目に先に手をつきながら立ち上がるタイミングを失ってしまった。ここで白鵬に仕掛けられて完全に立ち遅れ、上体が棒立ちになったまま力なく寄り切られて完敗。支度部屋では報道陣の質問に無言を貫き無念さを漂わせたが、悲願の初優勝はまたしても大きく遠のいた。

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