先輩横綱・白鵬&日馬も鶴竜を祝福

 「大相撲春場所・千秋楽」(23日、ボディメーカーコロシアム)

 大関鶴竜が大関琴奨菊を寄り切りで下し、14勝1敗で幕内初優勝を果たすとともに場所後の横綱昇進を確実にした。先場所は14勝1敗の優勝同点で今場所が綱とりだった鶴竜は、場所前に日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)が明示した「13勝以上の優勝」という昇進の目安を満たした。取組後には、審判部が同理事長に横綱昇進を諮る臨時理事会の招集を要請。24日の横綱審議委員会の推挙を経て、26日の夏場所番付編成会議と理事会で正式に第71代横綱鶴竜が誕生する。

 白鵬、日馬富士のモンゴル出身の先輩両横綱も鶴竜の横綱当確を祝福した。両者はこの日の結びで対戦。1回目は日馬富士に軍配が上がったが、物言いがついて取り直しとなり、日馬富士が寄り切った。

 取組後、白鵬は「前半戦はよかったが、後半崩れた」と今場所を振り返った後、鶴竜を「精神的にも肉体的にも成長した。本当に物静かでコツコツとやる人だから、運も味方しましたね」と評した。

 日馬富士は「取り直しは疲れたけど、お客さんが喜んでくれたなら何よりです。千秋楽まで体がもってくれた」とほっとした表情。鶴竜には「優勝おめでとう。(横綱は)何より経験が大事」とエールを送った。

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