阿覧9連敗で弱気「相撲は終わり」

 「大相撲秋場所千秋楽」(29日、両国国技館)

 今場所限りで消滅する三保ケ関部屋の阿覧は、若の里に寄り切られ3勝12敗で終えた。

 7日目から9連敗とふるわず「フィニッシュ。相撲は終わり。もうダメ」と首を振った。引退ともとれる発言に、11月に定年を迎える師匠の三保ケ関親方(元大関増位山)は「力士は負けが込むと弱気なことを口走るもの。まだ頑張ってもらわないと」と即座に否定し、来場所の奮起を促した。部屋の親方や力士、行司らは、全員が春日野部屋へ転籍予定。

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