パラグアイ大統領が辞任表明 デジタル銀行破綻で混乱
【サンパウロ共同】南米パラグアイのペニャ大統領が5日、辞任を表明した。同国の大手デジタル銀行「ウエノバンク」の破綻を受け、預金者らが抗議デモを実施するなど混乱が拡大。地元メディアによると、ウエノバンクは公的機関の資金を運用するなど政府との結び付きが強く、取り付け騒ぎが政府批判に発展し、野党が弾劾を求めていた。
ペニャ氏は「辞任を決意した。国の安定、社会の平和、民主的制度を維持する必要性を考えた結果だ」とX(旧ツイッター)に投稿。混乱の収拾を図ろうとしたが、議会は5日、辞任を認めず弾劾手続きを開始した。ペドロ・アリアナ副大統領が大統領職を引き継ぐ見通し。
地元メディアによると、人口約700万人のパラグアイで、ウエノバンクの顧客は約300万人。成人の6割が口座を持っていたとされる。中央銀行が3日に破綻手続きの開始を発表。預金が引き出せなくなり、憤った預金者らによるデモが各地で実施されていた。
