熱波のフランス、ベルギー死者増 6月下旬、高齢者の犠牲多く

 【パリ、ブリュッセル共同】フランスのリスト保健相は3日、異例の熱波に襲われた6月22~28日の1週間の死者が前週より約2千人多かったことを確認したと明らかにした。ベルギー政府も熱波で平時より増加したとみられる超過死亡者数が、6月18~29日の間に1222人に上ったとの暫定結果を発表。高温による体調不良などが原因とみられ、両国とも高齢者の犠牲者が多かった。

 リスト氏は民放テレビTF1の番組で「2025人の死者増を確認したが、死亡診断書の60%しか網羅できておらず、最終的な数字は確実に変わる」と述べた。特に自宅での死亡が91%増加したとして「家で孤立している人々のための対策に取り組まなければならない」と指摘した。

 フランスやベルギーではエアコンの普及率が低く、今回の熱波で大きな社会問題となった。猛暑はひとまず収まったが、近く再来するとの観測も出ている。フランスでは2003年の歴史的な熱波では約1万5千人が死亡した。最近は毎年のように熱波が押し寄せている。

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