“和太鼓に酷似”演奏批判で謝罪 万里の長城、外国アパレル

 【上海共同】中国・北京の世界遺産「万里の長城」で開かれたスポーツアパレル大手企業のイベントで、使われた太鼓が「日本の太鼓に酷似している」として、交流サイト(SNS)上で「中華民族の象徴的な場所で日本の太鼓を鳴らされるのは不愉快」などの批判が殺到した。主催したカナダのルルレモン・アスレティカの中国法人は「認識が不十分だった」として謝罪に追い込まれた。

 中華民族の偉大な復興を掲げる習近平指導部の下での民族主義的な雰囲気の高まりや、日中関係の悪化が影響したとみられる。

 複数の中国メディアによると、ルルレモンは5月末に万里の長城でヨガのイベントを開催した。「唐代の楽器を復元した」と説明し、大型の太鼓を用意。人気俳優らが向き合うようにしてこの太鼓をたたいた。

 しかし打楽器の専門家が「太鼓の形や演奏スタイルが日本の太鼓に酷似しており、中国の伝統的なものではない」と指摘。SNSでは「伝統文化をうたいながら日本の太鼓を宣伝するとは何事か」といった批判の投稿が相次いだ。

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