イスラエル、空爆の焦点変更か 体制打倒から軍事産業弱体化へ
【カイロ共同】米紙ウォールストリート・ジャーナルは26日、イスラエルがイランとの交戦を巡り、空爆の焦点を体制の不安定化から軍事産業基盤の弱体化に変えたと報じた。関係者はトランプ米大統領が交戦終結を模索しているとイスラエル当局者が確信するようになったことを受けた方針転換だと述べたという。
同紙はこの方針転換について、イスラエルが空爆によるイランの体制打倒という目標を断念したことを示す兆候だと指摘した。イスラエルのネタニヤフ首相は対イラン軍事作戦の目標に関し、イラン国民が現体制を転覆させる環境を整えることだと主張していた。
またイスラエルは現在、イランの軍事力の再建能力を弱らせることに注力していると分析。イスラエル軍当局者はイランの軍事力を完全に破壊することはできないが、イランがイスラエルや米国を脅かす力は大幅に低下したと説明した。
ペルシャ湾岸のアラブ諸国は現時点で交戦が終結した場合、イランがエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の支配権を拡大し、エネルギー産業に影響力を及ぼすことを懸念しているとしている。





