小泉氏参拝、日韓防衛協力に懸念 防衛省幹部、韓国側反応に身構え

 小泉進次郎防衛相による15日の靖国神社参拝で、日韓両国の防衛協力への影響が懸念される。元徴用工訴訟問題や韓国軍艦による自衛隊機への火器管制レーダー照射で悪化した日韓関係は改善傾向にあった。小泉氏自身も関係発展に注力してきただけに、防衛省幹部は韓国側の反応に身構えている。

 2018年10月に韓国最高裁が元徴用工訴訟判決で日本企業に賠償を命じ、12月には韓国海軍駆逐艦が日本海で自衛隊機に火器管制レーダーを照射した問題が発生。安全保障分野を含め日韓関係は冷え込んだ。

 24年6月の防衛相会談で、レーダー照射問題に関し再発防止で合意。防衛当局間の交流を本格的に再開する機運が生まれた。25年9月には当時の中谷元・防衛相が15年以来10年ぶりに訪韓し、安圭伯国防相と相互訪問の定例化を申し合わせた。

 小泉氏も就任以降、安氏と会談を重ねた。今年1月に来日した安氏と海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)で会談。自衛隊と韓国軍の交流活性化で一致した。6月には小泉氏が訪韓し、日本の防衛装備品輸出ルール緩和を踏まえ、防衛装備協力について議論を進める方針で合意した。

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