首相、抑止力強化に決意 防衛大卒業式で訓示
高市早苗首相は14日、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式で、自衛隊の最高指揮官として訓示した。年内に国家安全保障戦略など安保関連3文書を改定する方針に触れ「わが国と国民を断固として守り抜くため、防衛省・自衛隊の組織の在り方も含め、あらゆる選択肢を排除せずに検討する」と述べ、防衛力の抜本的強化と抑止力維持に決意を示した。
中国と北朝鮮の軍事力増強や、ロシアと中朝の連携強化に触れ「わが国を取り巻く安全保障環境は、戦後最も厳しく複雑になっている」と指摘。無人機を大量に運用する「新しい戦い方」や長期戦への備えの必要性を訴えた。日米同盟を基軸に、韓国やフィリピンなどとの多国間連携を深化させる考えも示した。
自衛官を「防衛力の中核」と位置付け、処遇や勤務環境の改善を進めていると説明。卒業後の幹部自衛官への任官に向け「安心して新たな一歩を踏み出してください」と呼びかけた。
本科の卒業生は留学生を除き366人で、うち女性は46人。任官辞退者は34人で昨年より6人減った。





