今春閉校の2中学で卒業式、輪島 地震経験「心強くなった」
2024年元日の能登半島地震で被災した石川県輪島市の市立中学校で13日、卒業式が開かれた。市は子どもの減少や、地震と24年9月の豪雨による校舎の被害を踏まえ、今年4月に小中12校を4校に再編する計画で、閉校する門前中と東陽中は最後の卒業式。卒業生は慣れ親しんだ校舎に別れを告げた。
「友と連絡も取れず心細かったが、私たちの心が強くなったのはこの時かもしれません」。門前中で答辞を読んだ卒業生の中田颯汰さん(15)は地震発生時の様子を振り返った。多くの生徒が避難所運営や地域でのボランティア活動にも参加したという。
地震で門前中は校舎やグラウンドが破損し、生徒らは一時、近隣の小学校で学んだ。東陽中は豪雨で校舎が床上浸水し、しばらくは隣の能登町の中学校へ通った。門前中の式では閉校に伴い、歌い継がれた歴史に幕を下ろす校歌も歌われた。
卒業生は門前中13人、東陽中5人。両校は同様に閉校する近隣の小学校とともに、小中一貫の義務教育学校「門前学園」「東陽小中学校」として4月1日に開校する。





