JR九州74日ぶり全線復旧 熊本地震の被災区間

 7月28日発生の地震で運休が続いていた熊本県のJR鹿児島線宇土(宇土市)-八代(八代市)間で10日、運行が再開された。74日ぶりとなったJR在来線の全線復旧に、乗客は「復興の一歩だ」と喜んだ。9日まで代行バスの運行と、9月に先駆け全通した九州新幹線による振り替え輸送を実施していたが、所要時間が増すなど通勤・通学客に支障が出ていた。

 八代駅では午前5時過ぎ、不通だった熊本駅方面の始発が出発。午前6時半ごろからは制服姿の中高生が次々と乗り込んだ。八代市の中学1年宮川夕貴子さん(13)は、熊本市への通学に代行バスや鉄道を乗り継ぎ約2時間かけていた。一時は部活動を休まざるを得ず「やっと普通の生活に戻れる」と安堵していた。

 JR九州によると、軌道の変形や電柱の損傷など大きな被害が出たため、レールの交換や新しい電柱、架線の取り付けなどを進めていた。

 熊本地震では、「肥薩おれんじ鉄道」も、八代-肥後田浦(熊本県芦北町)間で運休が続く。13日に予定する運行再開で、地震による鉄道各線の運転見合わせは全て解消される。

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