阪神・高橋遥人「『ピッチャーで勝った』って試合に」CSファイナルS第2戦先発 V争い最終盤3連勝「自信ついた」
阪神・高橋遥人投手(30)が12日、2年連続の大舞台で好投を示すことを誓った。15日のCSファイナルS・第2戦に先発予定で、この日は甲子園での全体練習で調整。相手に決まったDeNAに対しては、昨季の同じ舞台で八回1死まで無安打という圧巻の投球を示した。レギュラーシーズンで無双した左腕が今年も快投を披露する。
どんな状況でも、この男なら崩れない。背負った期待を歓喜に変える準備は整った。高橋は甲子園でキャッチボール、ランニングで汗を流した。普段から控えめなコメントの多い左腕だが、この日の練習後は内に秘めた闘志を言葉に変えた。「試合をつくるだけじゃなくて、『ピッチャーで勝った』っていうような試合に、ピッチャーはできるように頑張りたいですかね」。迫る本番へ、気持ちは高まっている。
ファイナルSの相手は昨年と同じDeNAに決まった。昨年は第3戦に先発。八回1死まで相手打線に安打を許さず、CS史上最多タイの5者連続三振も記録した。八回に3連打を許して降板するも、7回2/3を3安打無失点。ノーヒットノーランを視界に捉える快投を見せて、日本シリーズ進出に貢献した。
短期決戦での好投は自らの糧になる。1軍の先発ローテを守り抜いた今季の経験も背中を押してくれそうだ。「緊張するところで去年も投げさせてもらい、今年も投げさせてもらってきた。いっぱい経験もさせてもらってるんで。その経験を生かしてかな」と大一番に臨む心の持ちようを明かした。
9月17日・広島戦(甲子園)から、自身3連勝でシーズンを締めくくった。優勝争いの最終盤で存在感を発揮したことで成長も実感。「緊張しても乱れないっていう、自信はついたかなと思います」と頼もしい。どんな状況でも白球に魂を込めて、チームのために腕を振っていく。
今季は自身初の規定投球回と2桁勝利に到達。球団左腕では、2003年・井川慶以来となる16勝を挙げた。勝率も・842を記録し、最多勝と最高勝率の2冠に輝いた。開幕から無双を続けた怪腕が、ポストシーズンでも堂々とマウンドに立ちはだかる。
DeNA戦は今季4試合で1勝1敗、防御率2・63と相性は悪くない。相手は度会が2戦連続本塁打中で、牧もファーストSで一発を放った。強力打線との対戦に「打たれても走者をためないで、最少失点でいければ」と粘り強さもテーマに掲げた。圧倒的なパフォーマンスでセ・リーグを席巻した男が、白熱必至の戦いで再び輝きを放つ。
◆25年CSファイナルステージDeNA戦第3戦 阪神は3勝0敗(アドバンテージ1勝含む)で迎えた試合に、高橋を先発に立てた。期待に応えた高橋は、八回1死までノーヒット投球を展開。ここから松尾、林、度会に3連打されピンチを迎えたが、代打の戸柱を打ち取り降板した。7回2/3を無失点、7奪三振。石井-岩崎とつないだ阪神は4-0で快勝し、日本シリーズ出場を決めた。
