東武鉄道、安全管理ルールに違反 中間報告書提出、4人死亡事故

 栃木県鹿沼市の東武日光線新鹿沼駅で除草中の作業員4人が特急列車にはねられ死亡した事故で、東武鉄道は30日、中間報告書を国土交通省関東運輸局に提出した。計画と異なる代理人が作業を指揮するなど、同社が定めた安全管理のルールに違反する事実が確認された。

 報告書によると、本来指揮するはずだった「作業指揮者」が、除草作業の経験がなかったことから、非番だったが現場を訪れていた上司の「現場代理人」に明確な打ち合わせをしないまま指揮を委ねた。作業員も代理人の指示に従った。

 また、事故の約5分前、ホーム周辺に配置される「列車見張り員」は到着が近いことを代理人に伝えたが、作業員らはホームの下を進んでいった。列車見張り員は疑問を持ったが「代理人に意見を述べると怒られると思った」とし、何も言わなかった。

 東武鉄道の亀山昇司運輸部長は国交省で記者会見し「改めてご遺族にお悔やみを申し上げる。お客さまや関係者に多大なる迷惑をおかけしていることをおわびする」と謝罪した。第三者委員会を立ち上げ、原因究明と再発防止策の検討をするという。

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