発信自粛求める決議は無効と提訴 埼玉・鶴ケ島市議が損害賠償請求

 外国人差別反対をX(旧ツイッター)で訴えている埼玉県鶴ケ島市の福島恵美市議(45)は30日、市議の肩書を使った発信の自粛を求めた市議会の決議は無効だとして、220万円の損害賠償などを市に求めて、さいたま地裁に提訴した。

 訴状によると、福島氏は2025年3月、埼玉県内でのクルド人の祭りに参加した様子をXに投稿。これに対し「無知と馬鹿は時として犯罪の領域」などと書き込みがあり、反論する投稿をしたとしている。

 市議会は25年8月、福島氏の発信への問い合わせが増加し、通常業務に支障が生じているとして、市議の肩書を使った発信自粛を求める決議を賛成多数で可決した。

 訴状では、日本社会とクルド人の共生を市民に伝える正当な政治活動とし「決議は、社会的評価を低下させる名誉毀損行為だ」とした。福島氏は30日、さいたま市内で記者会見し「差別反対を議員の肩書で発信することをやめない」と話した。

 福島氏は25年11月、市議会の決議は不当だとして、撤回を求める民事調停を川越簡裁に申し立てたが、今年4月に不成立となった。

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