知床沈没、社長は無罪主張し結審 6月17日に判決、釧路地裁
北海道・知床半島沖で2022年に乗客乗員計26人全員が死亡、行方不明となった観光船沈没事故で、業務上過失致死罪に問われた運航会社社長桂田精一被告(62)の公判が17日、釧路地裁(水越壮夫裁判長)で開かれ、弁護側が改めて無罪を主張し、結審した。判決は6月17日。検察側は禁錮5年を求刑している。
弁護側は最終弁論で、沈没の直接の原因となったハッチの不具合について、被告は誰からも知らされず、法定検査でも合格を告げられていたと指摘。「(不具合に対する)予見可能性は認められない」と訴えた。
桂田被告は最終意見陳述で「経営者として事故を防げなかった責任を強く感じる。亡くなられた方とご遺族に対し、改めて深くお悔やみ申し上げる」と述べた。
公判では被害者家族の代理人弁護士の意見陳述も実施。「(事故は)極めて悪質な人災」だとして、同罪で上限となる「5年の実刑」を求めた。
