NHK職員が出演者から性被害 希望部署異動に3年、会長謝罪
NHKは5日、職員が番組出演者から性被害に遭ったと発表した。体調を崩して休職した後に別の職場での復帰を望んだが聞き入れられず、被害の発生から異動の実現までに約3年かかったという。井上樹彦会長は「当時の対応の不適切さを心よりおわび申し上げます」とのコメントを出した。
NHKの発表によると、職員は番組出演者や制作者らを交えた懇親会の後、性被害に遭った。出演者は「飲酒していたため記憶がない。もしそうした事実があったのであれば申し訳ない」と話しているという。職員の性別や担当していた番組名、被害発生時期、具体的な内容、出演者の氏名と性別は明らかにしなかった。番組は既に放送を終了しており、NHKはこの出演者を現在放送中の番組では起用していないとしている。
職員は意に沿わない性被害の影響による心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された。主治医と産業医も、職員の希望に沿って所属部局以外での復帰を求めていたが、人事異動について慎重に検討された形跡はなかったという。
