米、イラン港湾封鎖再開 通過の対価徴収は「撤回」
【ワシントン、テヘラン共同】トランプ米政権は14日、イランの港湾に対する米軍の封鎖措置を同日午後4時(日本時間15日午前5時)に再開した。エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の管理を図るイランに対抗する狙い。米中央軍は14日、4夜連続のイラン攻撃を実施。戦闘終結と海峡の即時開放を盛り込んだ6月の覚書は一段と形骸化が進んだ。エネルギー市場への影響も必至だ。イランは12日、海峡の再封鎖を表明していた。
一方、トランプ大統領は海峡の安全確保の対価として、通過する貨物の20%に相当する金額を受け取ると主張していたが、14日に撤回。ホワイトハウスで記者団に、ペルシャ湾岸諸国から方針を改めるよう説得を受けたことを示唆し、湾岸諸国が「米国に莫大な投資をする」との代案を受け入れたと説明した。
トランプ氏が主張していた対価徴収は、イランによる海峡での通航料徴収を正当化する恐れが指摘されていた。米中央軍は中東全域で20隻以上の米艦艇と数百機の軍用機が活動し、警戒態勢を維持していると主張した。
