結婚カップルの約4割が県境越え→県外婚が多い都道府県は? 遠距離でも成婚まで約4か月という意外な結果に

結婚相手を探すとき、住んでいる場所の近さを重視する人も多いのではないでしょうか。しかし、株式会社IBJ(東京都新宿区)の研究機関『IBJ結婚みらい研究所』が実施した調査では、結婚相談所で成婚したカップルの約4割が「異なる都道府県」に住む相手と結婚していたことがわかりました。

この調査は、2025年にIBJ結婚相談所ネットワークで成婚した9258組を対象として、成婚者とその相手の居住地域や成婚までの期間について分析したといいます。

はじめに、「成婚者とその相手の居住地」を比較したところ、「同じ都道府県内」で成婚したカップルは57.5%、「異なる都道府県」に住む相手と成婚したカップルは42.5%でした。

結婚相手との出会いを考える際、居住地が近いことは交際のしやすさにつながる条件の一つです。一方で、本調査の結果からは、同じ都道府県に住んでいることが成婚の必須条件ではないこともうかがえます。

異なる都道府県に住む相手と成婚した3936組について、さらに居住地域を詳しく分析したところ、84.7%は「同じ地方ブロック内」での成婚でした。

一方、「地方ブロックをまたぐ遠距離成婚」は603組で、調査対象全体の6.5%となっています。

本調査では、北海道・東北・関東・甲信越・北陸・東海・関西・中国・四国・九州沖縄の10ブロックに分類し、異なる地方ブロックに住むカップルを「遠距離」と定義しています。

この結果から、県境を越えた出会いは一定数あるものの、その多くは同じ地方内で成立していることが分かります。隣接する県や日常的な移動圏内など、生活圏の広がりが出会いの範囲に影響している可能性も考えられます。

遠距離恋愛というと、会うための移動時間や交通費がかかり、関係を深めるまでに時間が必要というイメージを持つ人もいるかもしれません。

ところが、本調査では、同じ都道府県内のカップルが「124日」、異なる地方ブロックのカップルは「120日」という結果になり、いずれも約4カ月で成婚に至っており、交際期間に大きな差は見られませんでした。

もちろん、交際期間は個々のカップルの事情や関係性によって異なりますが、物理的な距離が離れているからといって、必ずしも結婚までの交際が長期化するわけではないことを示しています。

居住地の近さだけで出会いの範囲を限定するのではなく、結婚観や価値観、将来どのような暮らしを送りたいかといった点も含めて相手を考えることが、婚活の選択肢を広げるきっかけになりそうです。

成婚カップルの居住地を都道府県別に見ると、同じ都道府県内で成婚する割合には大きな地域差がありました。

本調査で、同一都道府県内での成婚割合が高かったのは「北海道」(87.1%)と「愛知県」(82.2%)。一方、「京都府」(32.1%)では県外の相手との成婚が6割を超える結果になりました。

ただし、本調査でそれぞれの要因がどの程度影響しているかまで明らかになったわけではありません。

また、「北海道」では同じ道内に住む相手との成婚が多い一方、九州在住者との成婚など、1500km以上離れた相手と結婚した事例も確認されました。

このことからも、同じ地域内での成婚が中心となる地域であっても、結婚相手を探す範囲が近隣に限定されているとは限らないことが分かります。

居住地が遠い相手との交際では、会う頻度や移動の負担、結婚後の住まいなど、事前に考えておきたいこともあります。それでも、距離だけを理由に候補から外すのではなく、二人の将来像を含めて関係を築いていくことが大切といえそうです。

なお、この地域別比較は、成婚者数が200人以上だった19都道府県を対象としたもので、全国47都道府県すべてのランキングを示すものではありません。

結婚相手を探すときには、居住地だけを条件にするのではなく、自分がどのような結婚生活を望んでいるのかを考えながら、出会いの可能性を広げてみるのも一つの方法ではないでしょうか。

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【出典】

▽IBJ結婚みらい研究所/結婚相手は同じエリアの人がいい?実は4割が「県外の相手」と結婚していた!今どきの“遠距離婚活”の実態。

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