【漫画】大学生息子の首に何カ所もキスマーク!母の指摘に本人は… 恋愛は応援したいけど、世代間のズレに戸惑い
■恋人がいることは知っていた…それでも驚いた朝
「彼女がいることは知っていますし、大学生なので恋愛に口を出すつもりはありません。でも、これはさすがに驚きました」
埼玉県在住のFさん(50代)は、大学3年生の息子の首元を見た瞬間、思わず言葉を失いました。
朝食を食べていた息子が顔を上げると、首筋にはくっきりと赤紫色のあざが何か所も残っていました。
息子に何が起こったのか驚きましたが、よく見るとどう考えてもキスマークです。
息子は全く隠す様子もなく、普段通り朝食を食べ、大学へ行く準備をしています。
「本人は気付いていないのか、それとも気にしていないのか分かりませんでした。でも、私は目のやり場に困ってしまいました」
見て見ぬふりをすることもできず、Fさんは思わず「首のあざ、ひどすぎない?」と、キスマークだと分かるような言い方で声をかけました。
ところが、鏡を見に行った息子は「ああ」とぶっきらぼうに答え、そのまま支度を続けます。
結局、その場が気まずくなったのは息子ではなく、余計なことを言ってしまった自分だけでした。
■恋愛は応援したい…でも見える場所となると
Fさんは、息子に恋人がいることを以前から知っていました。
デートへ出かけることも隠しませんし、家族との会話の中で彼女の話が出ることもあります。
「大学生ですから恋愛をするのは自然なことですし、それに反対する気持ちはありません」
だからこそ、戸惑ったのは恋愛そのものではありませんでした。
気になったのは、「なぜ首なのか」ということです。
洋服で隠れる場所なら家族の目に触れることもありません。しかし首は、大学の友人やアルバイト先の人、電車で向かいに座った人など、誰の目にも入りやすい場所です。
「本人は恥ずかしくないのでしょうか。それとも今の若い世代は気にしないのでしょうか」
さらに、Fさんは彼女のことも少し気になりました。
「親が見るかもしれないとは考えないのでしょうか。それとも、そこまで気にしない感覚なのかな、と考えてしまいました」
もちろん悪意があるとは思っていません。ただ、家の中で息子の恋愛が急に現実味を帯びたようで、何とも言えない居心地の悪さを覚えたといいます。
■「見せない」が当たり前だった世代とのズレ
一方で、恋愛そのものよりも「人目につく場所に跡を残すこと」に違和感を覚える人は、親世代には少なくありません。
それが正しいとも、今の若い世代が間違っているとも言うつもりはありません。
ただ、大人になった子どもの恋愛を尊重したいと思えば思うほど、「どこまで親として口を出していいのか」が分からなくなるのです。
それ以来、Fさんは息子が帰宅すると、つい首元に目が行ってしまう癖がつきました。
もっとも、あの日以来、首筋のあざを見ることはありません。
息子が少しだけ気を付けるようになったのか、それとも偶然なのかは分かりませんが、Fさんはそのことをあえて確かめることもなく、今も見て見ぬふりを続けています。
(まいどなニュース特約・松波 穂乃圭)
