「奇跡の猫石」で開運も! 猫好きの間で注目 大分・湯布院に寺院風開運ミュージアム「猫猫寺 湯布別院」がオープン 秘蔵コレクション展示&オリジナルグッズがずらり
京都で人気の寺院風アートミュージアム「猫猫寺」と、全国の観光地で土産物販売などを行う株式会社寺子屋(本社・京都市、海藏講平・代表取締役社長)が共同で手がける猫好きのための寺院風開運ミュージアム「猫猫寺 湯布別院」が8月12日、大分・湯布院にグランドオープンした。同施設は、雄大な由布岳の麓、土産物店などが軒を連ね、観光客らで賑わう金鱗湖近くにある。寺院風の山門と高さ2メートルもある巨大な招き猫だるまが目印だ。
総本山の「猫猫寺」(京都・八瀬)は、猫作家の加悦雅乃(かや みやの)さん、神社仏閣の彩色師の父・徹さん、羊毛フェルト作家の母・順子さんの家族3人で運営。雅乃さんがこれまで手がけてきた作品展示のほか、猫雑貨や猫関連イベントを随時実施。インバウンドを中心に1日数百人の猫好きが訪れる人気猫スポットとなっている。
猫猫寺オープンから10年。一家は「これまでの作品を本格展示できる猫の美術館を建設し、世界中の人たちに作品を観てもらうこと」(徹さん)を夢に抱いてきた。全国の観光地を中心に国内150店舗を持ち、土産物の販売などで独自性あふれる開発商品を展開している株式会社寺子屋の海蔵社長が猫猫寺を訪れ、雅乃さんの作品に共感したことがきっかけで「湯布別院」を建設することになり、家族の夢が叶うことになった。
同社によると「猫猫寺湯布別院は、単なる美術館や物販店舗ではなく、「IP(知的財産)×アート×ミュージアムショップ×観光地」を横断的に掛け合わせた、新しい文化発信拠点。これまで培ってきた店舗運営力や商品企画力を活かし、作品や空間の魅力を“鑑賞する場”にとどめず、そこから生まれる体験や感動を“持ち帰れる価値”へとつなげることで、観光地における新たな価値創出と、アートのさらなる発信展開に取り組んでいく」としている。
館内はミュージアム(105坪)とグッズショップ(50坪)からなる。ミュージアム内は次の6エリアで構成されている。①ご本尊の湯布菩薩が安置され、16面にも及ぶ大パノラマの襖絵と77枚の猫の天井画が圧巻の本堂②「世界最大級」という猫大仏がある猫仏の間③猫作家・雅乃さんの受賞作品を集めたギャラリー④「モニャリザ」や「青いターバンの猫」などの猫名画の間⑤乱世を生きた猫武将の甲冑などを展示する猫国武将の間⑥「ツタンニャーメン」黄金の棺やマスクなど、世界の遺物が並ぶ古代猫文明の間の6つだ。
展示作品は、公募した本堂の77枚の天井画をのぞき、すべて雅乃さんの手によるもの。これらの作品は「世界中の誰もが知っている作品をモチーフに猫を描いたら、きっと多くの方々に楽しんでもらえるのではとの発想から生まれた」(徹さん)といい、美術館関係者からも高い評価を得ているものばかりだ。
一方、グッズショップでは、ミュージアムで展示されている作品をモチーフにした作品のレプリカ、ミニフィギュア、ぬいぐるみ、トートバック、饅頭などのグッズや土産物がずらり。その数400アイテムといい、ほとんどはオリジナル限定商品という。
ミュージアムの見どころは、本堂の大パノラマ襖絵や天井画、世界最大級の猫大仏をはじめたくさんあるが、そのひとつである「奇跡の猫石」を紹介したい。
徹さんによると、その石は、家族がまだ小さな雑貨店を営んでいた10数年前、知人の初老男性からもらったという。
「その方があるとき河原を散歩していて、ふと拾ったのがこの石です。猫の顔が刻まれていたのでびっくりされたそうです。その後、その方は夢で私が必死に何かを創る姿を見られたんだそうです。それで『この石はあんたにあげなあかん』と、寄贈いただいたんですよ。当時、いつか雅乃の作品を展示、販売できる広い場所に移りたいねと家族で話していたのですが、その石を大切に飾っていたところ、今の猫猫寺(京都の総本山)の物件が見つかり、世界中から多くの方々が来てくれるようになりました。そして今回、この湯布別院をオープンする夢も叶いました。この石は私たち家族に開運をもたらしてくれた石なんです」(徹さん)
ミュージアムでは、この奇跡の猫石(本物)が中庭の祠に祀られている。お参りすれば、あなたにも開運が訪れるかも。
「猫のように自由に、自分が本当にやりたいことをとことん真剣にやって生きる、ということを私たち家族はずっと続けてきました。今できることを積み重ね、どんなことがあってもくじけずに夢を持ち続ければ、願いは叶うんだと実感しています。寺子屋さんには本当に感謝です。私たちの作品を見て、笑って、元気になって帰ってもらえたら最高です」と徹さん。湯布院の新たな観光スポットとして注目を浴びそうだ。
寺院型開運ミュージアム「猫猫寺湯布別院」
大分県由布市湯布院町川上1542番地の1
(まいどなニュース特約・西松 宏)
