自衛隊輸送ヘリコプターCH-47が林野火災で空中消火 ホバリング中にバケット取り付け、ピンポイント放水、繊細な開閉作業「想像以上の大変な任務」

2026年3月24日、防衛省・自衛隊(災害対策)の公式X(@ModJapan_saigai)は、普段直接見ることのない林野火災現場の任務にあたる隊員たちの様々な活動の動画を公開しています。

今回の災害派遣は3月21日11時33分、群馬県多野郡上野村で発生した林野火災を受けたものです。火災確認後から、地元消防団や広域消防本部が消火活動にあたっていました。しかし、地上からの消火活動のみでは鎮火が困難と判断され、同日14時45分に群馬県知事から陸上自衛隊第12旅団長(相馬原)に対し、災害派遣要請がありました。同アカウントは、こうした空中消火活動の概要に触れた上で、貴重な最前線の活動の様子を紹介しています。

■迫力満点の現場活動の様子

1つ目の左上の動画では、ホバリング中のCH-47の強いダウンウォッシュ(回転翼による吹き降ろし)を受けながら、地上の隊員が確実に消火用バケットを取り付ける様子が収められています。わずか5秒の動画ですが、強風に煽られながらも必死に踏ん張る姿から、過酷さが伝わってきます。

2つ目の右上の動画では、刻々と変化する地形や火勢を見極めながら、消火に最も効果的な箇所を狙い、ピンポイントで放水している様子が地上から確認できます。

3つ目の左下の動画は、機内からの様子です。パイロットや機上クルーが連携し、消火用バケットを繊細に開閉することで、効率的かつ効果的な放水を行っています。

また、空中消火活動と並行して、陸上自衛隊第12ヘリコプター隊及び第12偵察戦闘大隊(相馬原)から上野村役場へ連絡員が派遣されました。連絡員が自治体や消防機関などと緊密に連携し、陸上での調整にあたっている写真も投稿されています。

現場の最前線で汗を流す隊員たちの投稿には、多くの労いの声が寄せられています。

■災害派遣撤収要請

約192haの山林が焼損したと報じられていますが、懸命な消火活動の結果、以降の対応は自治体のみで可能と判断されました。同日18時22分、群馬県知事から陸上自衛隊第12旅団長(相馬原)に対し、災害派遣撤収要請があり活動を終了しました。

最後に、「林野火災が多い時期です。皆様も火の取り扱いに、くれぐれもご注意ください。」と注意喚起しています。

撤収要請の投稿を受けて、「ご安全に」「お疲れさまでした」「ありがとうございます」「想像以上の大変な任務だと思いました」など、感謝の声が上がっています。

▽出典

・ 防衛省・自衛隊(災害対策)公式X/群馬県多野郡上野村で発生している林野火災について、自衛隊は3月21日(土)から #災害派遣 活動を実施しております。

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