「助けて」窓の外で叫んでいたボロボロの白猫 全身にとりもちが絡みつく過酷な1年を乗り越え、ふわふわの綿あめに劇的変化を遂げた
2024年1月23日、Threadsユーザー・naoさん(@momohanachan75)は、実家でふと外から聞こえてくる猫の鳴き声に気づきました。
窓の外を見ると、体に黒い汚れや塊が付いた痩せた白猫の姿がありました。飼い主さんをじっと見上げながら、まるで「助けて」と訴えるかのように大きな声で鳴き続けていたといいます。
「急いでキャットフードを手に取り外へ。ご飯を置いて少し距離をとると、すぐに食べ始めました」
その間に飼い主さんはすぐさま動物病院へ電話をかけ、捕獲器を借りる手配をします。翌日からは寒波が来る予報が出ており、一刻も早く保護しなければなりませんでした。
病院から帰ると白猫の姿は見当たりませんでしたが、飼い主さんは「明日までに保護できますように」と祈りながら捕獲器を仕掛けました。
そして約5時間後--白猫は捕獲器の中に入っていたのです。
動物病院で診てもらうと、子猫だと思っていたその白猫は1歳すぎの男の子だとわかりました。そして体についていた黒い汚れの正体は「とりもち」。ねずみ取りに引っかかりながら、1年以上もの間、外で懸命に生き抜いてきたのです。
「頑張ったね。もう大丈夫、今日から私が幸せにするから」。飼い主さんの胸には、静かにそんな思いがあふれました。猫の名前は息子さんが「あめ」と名付け、こうして白猫の「あめ」くんとの新しい生活が始まります。
■シャーシャーから「シンデレラ」へ-劇的な変身
保護直後のあめくんは、怯えてシャーシャーと威嚇していたといいます。しかし幸いなことに、家での暮らしにはすぐに慣れてくれました。
それからの日々は、あめくんの体に絡みついたとりもちをハサミで少しずつ丁寧に取り除いていく作業が続いたといいます。
保護当初は毛が薄くなり、地肌が見えるほどでしたが、日を重ねるごとに白くふわふわの被毛が少しずつよみがえっていきました。その変貌ぶりは目を見張るほど。「保護当初と現在の見た目があまりに違うので、男の子ではありますが、『シンデレラみたい』と言われることもあるほどです」と飼い主さんは笑顔で語ります。
■飼い主さん大好き! 甘えん坊に成長したあめくん
現在、あめくんは推定3歳を迎えました。
「とても穏やかで甘えん坊。私のことが大好きで、撫でるとのどをゴロゴロと鳴らしたり、抱っこすると私の顔にスリスリしたりするんです」
朝ごはんを食べ終えると、窓のそばにあるソファに座り、朝日を浴びながらのんびりくつろぐのが毎日のルーティン。その癒やしのオーラは格別で、「どんなに落ち込んでも心が休まります」といいます。
来客があるとウォークインクローゼットに隠れてしまうビビリな一面もあるそうですが、家族の前ではのびのびと過ごしているとのこと。家には他にも3匹の猫がいますが、あめくんはみんなと仲良く暮らしているそうです。
極寒の夜を目前に、精一杯の声で助けを求めた小さな白猫。その出会いは偶然ではなく、まさに運命だったのかもしれません。
あの日の出会いを振り返り、飼い主さんはこう語ります。
「最初は、私があめを幸せにすると思っていましたが、気づくと私のほうが幸せにしてもらっていることに気づきました。あめと出会ってから、日常で幸せを感じることが増えたと実感しています。うちの子になってくれてありがとう--折に触れて、あめにそう伝えています」
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)
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