「水商売」業界で…店内恋愛でトラブルが起きる理由 「恋愛禁止」にしても、やめないワケとは?

一般の会社では、「社内恋愛禁止」なんてルールをほぼ見かけないでしょう。周囲が「あいつら付き合ってるから、何かやりづらい」と気まずさを感じるとか、2人だけの事情を表に出して喧嘩する困ったカップルはいるかもしれませんが、そのままゴールインしてしまうこともよくある話。どこも“推奨”はしていませんが、“容認”されているのは事実です。

一方、ホストやキャバクラ、大人のお店などでは、キャストとボーイの社内恋愛を「風紀」と呼び、固く禁じられたタブー行為なのです。とはいっても風紀を根絶するのは難しく、有名歓楽街ほどタブー行為が横行しているとか。

■なぜ「風紀」がダメなのか?

夜職未経験の人からすると社内恋愛がダメな理由がいまいち分からないと思うので、風紀のデメリットを説明します。例えばボーイとキャストが付き合うと、そこから贔屓がするのです。本来ボーイとは働き手を平等に扱わねばならないのですが、権力のあるボーイ(店長など)が彼氏かつ公私混同していると、太いお客さんばかりを優先して紹介するなどの優遇をしはじめることも。

このような贔屓が発生すると、付き合う特権をフルに活かせる本人たちはイイ思いをする一方で、そうでない人々からは不満の声が上がるでしょう。風紀の噂が漏れているのなら、贔屓が理由で退店するキャストさえ現れるほどです。

また女の子もボーイと付き合うことで、彼氏に気に食わないキャストのことを相談して「やめさせてくれない?」と働きかけることもあります。

とはいえお店という狭い世界での出来事なので、風紀は時間とともに高確率で周囲にバレます。“男女の雰囲気”を完璧に隠すのは難しく、痴情のもつれを店内へ持ち込み、喧嘩しているシーンを他のキャストに発見される→バレるケースも珍しくありません。

■有名歓楽街ほど多い風紀、「真の恋愛」でないケースも!?

有名歓楽街にある高級店ほど店内ルールは厳しいものですが、なぜか風紀が横行しやすいのが夜職の不思議なところ。力を持つボーイと知名度の高いキャストが付き合うのは、よくあることです。一部ではボーイのおかげでのし上がった子もいるほどです。

また、純愛ならまだ許せるものの、中にはボーイがキャストに色恋をかけ、退店を防止するホスト的なやり方も見られます。

付き合っていると錯覚した女の子は店をやめず、売り上げも頑張るので“仕掛け人”からすれば有難いこと。しかしこのように退店防止のための風紀は、店内トラブルによってすぐに関係が切れることが多く、長期的な方法としては向かないようです。

◆たかなし亜妖(たかなし・あや)

元セクシー女優のシナリオライター・フリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ゲーム会社のシナリオ担当をしながらライターとしての修業を積み、のちに独立。現在は企画系ライターとしてあらゆるメディアで活躍中。

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