「この企業はナシ」と直感したZ世代8割超 学生が「ナシ」判断する要因とは

直感で企業の「あり/なし」を判断した経験があるZ世代が8割超--そんな調査結果がZ世代のキャリア支援を行う株式会社ベースミー(東京都渋谷区)による「就活」に関する実態調査でわかりました。では、どのような場面で企業を「なし」と感じたのでしょうか。

調査は、26~28卒予定の大学生・大学院生300人を対象として、2025年12月にインターネットで実施されました。

調査の結果、就活で企業を「あり/なし」と直感的に判断した経験について、8割以上の学生が「ある」(ある27.3%、時々ある38.7%、あまりない17.0%)と回答。一方で、「全くない」と回答したのはわずか17.0%でした。

直感で企業を「あり/なしと判断した経験がある」と答えた割合を男女別で見ると、男性が57.3%だったのに対して女性は69.7%と12ポイントの差がありました。

企業を「なし」と感じた具体的な場面については、「説明会・面談の最初の数分で、雰囲気が合わないと感じた」(142人)、「企業側の態度や話し方が合わなかった」(118人)、「説明が抽象的」(69人)が上位に挙がり、学生が企業を「なし」と判断する3大要因は、「冒頭の雰囲気の悪さ」「上から目線の態度」「抽象的で具体性のない説明」であることがわかりました。

■第一印象の挽回は困難。「印象が覆った」のはわずか5%

では、一度「なし」と判断した企業の印象が、その後の接点で変わることはあるのでしょうか。

この質問に対して、「完全に覆った」のはわずか12人。「少しだけ好転した」(40人)を含めても約2割に留まり、「ほとんど変わらない」(115人)が約半数を占めました。第一印象がネガティブだった場合、印象を覆すのは極めて困難と言えます。

加えて、「なしと思った時点で選考をやめた」(60人)という意見も一定数見られたことから、第一印象の失敗は、挽回のチャンスすら得られないまま、4人に1人は選考をやめてしまう事実が明らかになりました。

他方、「好印象を抱くコミュニケーションスタイル」としては、「最初に企業の特徴や仕事内容を整理して説明してから、質問に答えてほしい」(184人)が「まずじっくり話を聞いてくれ、自分に必要そうな情報を選んで話してほしい」(116人)を上回りました。

男女別で見ると、男性の53.9%、女性の64.5%が「まず説明してほしい」と回答し、Z世代は傾聴よりも情報の効率的な提示を求めていることがうかがえました。

最後に、「印象が決まるタイミング」を聞いたところ、「最初の10分以内」(108人)や「最初の30秒」(32人)など、約半数の学生が開始10分以内に企業の印象の判断を終えている一方で「選考全体を終えて振り返って判断」(85人)や「初回接点を最後まで過ごした後」(75人)など、慎重に見極める層も半数近く見られました。

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