【冬の感染症】約6割が「慣れ」を感じている 感染症対策に「疲れ」を感じている人多く

新型コロナウイルスが5類感染症に移行して3度目の冬となる今、感染症に対する意識はどのように変わったのでしょうか。塩野義製薬株式会社(大阪市中央区)が実施した「冬の感染症」に関する意識調査によると、生活者の約6割が感染症に「慣れ」を感じており、約半数が感染症対策に「疲れ」を感じていることがわかりました。

調査は、全国の20~89歳の男女1200人を対象として、2025年12月にインターネットで実施されました。

調査の結果、「感染症に慣れを感じている」と答えた人は60.2%となりました。加えて、49.1%が「感染症対策に疲れを感じている」と回答し、いずれも40代(慣れ67.0%、疲れ54.0%)が最も高くなりました。

感染症に「慣れ」を感じる、または感染症対策に「疲れ」を感じると答えた833人の理由としては、「いつも何らかの感染症が流行っているような気がするから」(33.6%)、「次から次へと変異株がでてきているから」(32.7%)、「いつも何らかの感染症を気にしなければならなくなっているから」(27.0%)が上位に挙げられたほか、「感染症にかかることは普通のことだから(驚きはないから)」(21.5%)という意見も見られました。

また、「周囲の人が新型コロナに感染しても驚きや心配はない」とした人は全体の52.4%を占め、72.1%が社会全体として「新型コロナに対する緊張感が薄れていると感じる」と回答し、年代別では70代以上(85.5%)が最も多くなっています。

続けて、「現在の感染症対策」について、コロナ禍(2020~2021年頃)と比較したところ、感染症対策全体では、「コロナ禍ほどやっていない」(50.0%)が半数となり、ソーシャルディスタンスでは59.1%、屋内でのマスクの着用では51.0%、人混みや混雑をさけるでは50.8%が「コロナ禍ほどやっていない」ことが判明。

一方、外出時のマスクの着用やうがいについては「コロナ禍と変わらずやっている」(マスク43.3%、うがい42.3%)と回答した人が4割を超えました。

また、「この冬、感染症にかかることに対する不安」については、「風邪」が53.3%、「インフルエンザ」が57.2%、「新型コロナ」が58.7%と、いずれも半数以上がインフルエンザや新型コロナへの感染に不安を感じている様子が見て取れました。

次に、「風邪の諸症状を感じたときにとる行動」を尋ねたところ、「市販薬を飲む」(32.3%)、「外出を控え様子をみる」(31.5%)、「医療機関を受診する」(30.3%)が上位となり、感染症にかかることに半数以上が不安を感じているものの、医療機関を受診する人は3割程度であることがわかりました。

風邪の諸症状を感じても「医療機関を受診しない理由」としては、「少々の発熱であれば家で寝ていれば大丈夫だと思うから」「市販薬を飲めばよいので」(いずれも25.5%)、「症状がひどくなるまでは、様子を見ればよいと思うから」(25.4%)、「受診の手間や時間がかかるから」(21.8%)といった回答が上位に並びました。

では、自身が発熱した際、「早期受診のタイミング」とは具体的にいつ頃と認識しているのでしょうか。

この質問には、「風邪の症状や違和感を感じたタイミングや発熱しそうだと感じたタイミング(発熱前)」(23.6%)、「発熱当日」(28.7%)、「発熱翌日」(27.8%)など、約8割が発熱翌日までを早期受診のタイミングとしたものの、実際に風邪の諸症状を感じたときに「医療機関を受診する」と回答した人は3割程度にとどまり、現実とのギャップが生じています。

最後に、「自身が新型コロナにかかった場合の重症化リスク」を聞いたところ、全体の41.0%が「重症化リスクがある」と回答。実際に重症化リスクが高いといわれる65歳以上でも、重症化リスクを認識している人は50.0%にとどまりました。

なお、「新型コロナにかかった際、どんな人が重症化リスクの高い人だと思いますか」という質問には、「75歳以上のシニア層」(43.5%)や「基礎疾患あり肺に持病を持っている人」(34.5%)などが上位に挙がった一方、「65歳以上のシニア層」は24.8%、65歳以上の回答者でも30.9%にとどまりました。

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