「独特な匂いするよね」灰皿、電動カーテン、回転する座席…豪華装備の90年代ハイエースが話題

座席が回転する昔なつかしいハイエースが話題になっている。

今回SNSで話題になったのは1990年代のハイエースの紹介動画。ベロア素材のシートや、フカフカのマット、各座席に配置された灰皿など、令和では珍しい豪華な装備がぎっしり詰まっている。投稿には「親父の車だ」「子どもの頃これであちこち出かけた」など感慨深いリプライが集まり、大きな反響を呼んだ。投稿主であるヒロ(@bmshero)こと、下平寛司さんに話を聞いた。

--投稿されたハイエースについて

下平:もともと古い車が好きだったので、知り合いの車屋さんに業者オークションで探してもらい、福岡から取り寄せました。中でも90年代のハイエースは、ゆったり流れる時間を楽しむような雰囲気なので、ファミリーカーとして購入しました。

--車内の独特な設備について。

下平:光るデジタルメーター、回転シート、電動カーテン、片側スライドドア、各座席には灰皿がついています。電動カーテンや回転シートなどは今やほとんど見なくなりましたね。片側スライドドアも納車までは不便ではないかと不安でしたが、実際に乗ってみると気になりません。

--この時代のハイエースの魅力とは、一体何だと思いますか?

下平:力強くて丈夫なディーゼルエンジン。大きなエンジン音と振動は、自動車を操縦しているという実感が湧きます。年式なりの癖や不便さもありますが、だからこそ「人」と「車」がお互いを補いあって「人馬一体」になる感覚は、何よりの魅力です。

--どんな使い方をしていきたいですか? 

下平:家族5人で、移動の手段としてだけではなく、ハイエースを家族の一員として移動時間も楽しめるような旅がしたいです。

納車翌日に往復8時間の運転をしましたが、楽しくて仕方なかった。私は長野在住ですが、来年頭には福岡まで4泊5日でドライブをしに行く予定です。

◇    ◇

SNSでは「シートの質感も懐かしい!」「独特な匂いするよね」「お湯沸かせる機能もついていたはず」「運転席と助手席の間にブラウン管テレビもついてた」などの反響が寄せられた。いかに快適に過ごせるかを足し算して作られた、90年代ハイエース。写真を見るだけで、楽しかった記憶や匂いまで思い出した人も多いようだ。

(まいどなニュース特約・米田 ゆきほ)

ライフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス