現役女子高生に聞いた「とび職」のイメージは…「男らしい」vs「ヤンキーはムリ」
みなさんは「とび職」と聞いて、どのようなイメージを持ちますか。株式会社ワカモノリサーチ(東京都杉並区)が運営する10代・現役高校生を対象としたマーケティング情報サイト『放課後NEWS』が実施した調査によると、女子高生の約3人に1人が「とび職の人をカッコいいと感じたことがある」と回答したことがわかりました。
調査は、全国の現役女子高生284人を対象として2025年6月~7月の期間にインターネットで実施されました。
全国の現役女子高生に「建築関係で働く“鳶職(とび職)”の人を一度でも“カッコいいな”と感じたことはありますか」と尋ねたところ、30.3%が「カッコいいと感じたことがある」と回答しました。
回答者からは「汗を流しながら一生懸命仕事している姿がかっこいい」「暑い中一生懸命働いてる姿は尊敬でしかない」などの“一生懸命”というワードが多く寄せられたほか、「生死に関わる仕事なのにそれでも頑張ってやっているから」「命を落とすかもしれないのにすごいなと思ったから」といった“命がけの仕事”ということにカッコ良さを感じるコメントも寄せられました。
また、女子高生らしくビジュアル面でも「イケメンが多いイメージだから」「男らしいから」「腕まくりがかっこいい」「光る汗に萌える」「重いものを持っているときの表情がヤバい」など、様々な意見が寄せられており、総じて”男らしくて体が仕上がっている”男性のタイプが好きな女子高生はとび職に惹かれることもわかりました。
これらのコメントについて、“7000組以上の接客経験と1500人以上のコンサル経験”設計事務所「株式会社Amigo」のCEO・小池純氏は、「近い年齢にも関わらず社会人として働いており、お金を稼いでいる事への憧れがカッコいいに繋がるのでは」と分析。
また、「とび職は高所での作業や足場の設置などで鍛えられた肉体美も魅力的。危険な仕事をしている男性に対して女性は大昔に狩りをしていた男性への進化心理学の知見があるともされています」と考察しています。
一方、「“カッコいいな”と感じたことがない」と答えた女子高生は69.7%。コメントでは「ヤンキーのイメージしかない」「ヤンキーだしチャラいからムリ」「令和の雰囲気じゃない」といった意見が目立ったほか、「作業着がダサい」「トラックで昼寝している姿が苦手」などのビジュアル面で苦手だという意見も多く寄せられました。
そんな“ヤンキー”のイメージが強いことについて前出の小池氏は、「確かにイメージはヤンキーですが、現状としてはヤンキー気質の人は減っている印象」と説明。
さらに「理系の人が働いている事は少ないですが、専門学校などで学んだ真面目な人がとび職についている事も多くなりました。更には真面目な外国人も働く事が多くなったことによりオラオラしているだけでは、それらの人に負けてしまうので昔ほどヤンキー気質は少なくなった」と分析しています。
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【出典】
▽放課後NEWS/令和の現役女子高生の3割「とび職の人はカッコいい」と感じていることが判明





