災害時、無料開放される「Wi-Fiサービス」知ってますか?熊本地震、能登半島地震でも実際に…【警視庁】

災害発災時に、通信事業者と契約していなくても誰でも使える「Wi-Fiサービス」があると知っていましたか?警視庁警備部災害対策課の公式Xアカウント(@MPD_bousai)の投稿に注目が集まっています。

■「00000JAPAN」は災害時に無料で開放

通信事業者等が普段有料で提供しているWi-Fiのアクセスポイントを、災害時に無料で開放する「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)というWi-Fiサービスがあります。利用方法や注意事項は以下の通り。

【利用方法】

・Wi-Fiのネットワーク一覧から「00000JAPAN」を選択。

・パスワードの入力必要はなし。

【注意事項】

・通信の暗号化等、セキュリティ対策がされていないため、通信内容を盗聴される可能性がある。

・「00000JAPAN」を騙ったなりすましに注意。

・個人情報の取り扱いには気をつけてください。

この投稿には、「これは助かりますね!」「情報面の盾になるかもしれない」などのコメントが寄せられていました。

■熊本地震、能登半島地震でもサービスを提供済み

一般社団法人 無線LANビジネス推進連絡会によると、2016年に発生した「熊本地震」で実際に「00000JAPAN」のWi-Fiサービスが提供されたといいます。「災害時において、通信各社が自社の公衆無線LANを無料開放する」世界初の試みとして注目を集め、その有効性と共にこの取り組みの更なる拡大が必要であることが確認されました。また、2024年に発生した能登半島地震のほか、一部の台風や土砂災害、大雨の際も提供されています。

▽出典

・警視庁警備部災害対策課 公式X/発災時は、通信事業者と契約していなくても誰でも使えるWi-Fiサービスがあります

・一般社団法人 無線LANビジネス推進連絡会 公式/災害用統一SSID「00000JAPAN」について

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