「小顔&ほっそりボティ」から「モフモフのイケニャン」に大変身! おしゃべり上手な愛猫と歩んだ8年の物語
現在、8歳(取材時)になる元保護猫の男の子「ゆづ」くんがずっとのおうちに迎えられたのは、2016年9月のこと。X(旧Twitter)ユーザーの飼い主・高梨ゆづさん(@takanashiyuzu)家族の一員として、新たな猫生を歩み始めました。
飼い主さんの実家には、猫がいるため、接することには慣れていたといいます。どうぶつと暮らすことができる住宅へ引っ越ししたことがきっかけで、猫と暮らしたいと思うようになりました。
こうして、ご縁を探し始めた飼い主さんは、保護猫活動をしている知人に相談。そして、見学に行った先で、ゆづくんと運命的な出会いを果たしました。
「ゆづくんを一目見た瞬間、心を奪われました。とてもシャイで、すぐに逃げてしまうような子でしたが、2度目に会いに行ったとき『この子だ』と確信しお迎えすることに。当時、ゆづくんは生後3カ月半くらい。とてもかわいらしかったです」
■ゆっくり関係を温めたゆづちゃんと飼い主さん家族
おうちにやって来たゆづくんは、突然、環境が変わったことから緊張している様子だったといいます。初日は、ケージの中から出ようとしなかったため、飼い主さんはそっと見守ることにしました。
すると、翌日にはケージから出てきて、飼い主さんの隣に座ってくれたゆづくん。新たな生活を始める準備が整ったようです。一方、飼い主さんもまた、ゆづくんと心地よく暮らすためにさまざまな工夫をしました。
「ソファで爪研ぎをしてボロボロになってしまったため、丈夫な素材のものに買い換えました。そして、猫用の爪研ぎアイテムをいろいろと用意して対策しています」
こうして、ゆづくんはすっかり飼い主さんのおうちでの生活に慣れていきました。すくすくと成長し、小さなお顔とほっそりとしたボディは、みるみる凛々しいお顔になりモフモフのボディに……! 立派なイケニャンになりました。
「ゆづくんは、おしゃべりな子で、たくさん話しかけてくれます。また、私たちが声をかけたときも必ず返事をしてくれるのです。毎日、コミュニケーションをとりながら楽しく過ごしています」
■シニア期を目前にしたゆづくんへの思い
ゆづくんを見守ってきた飼い主さんは、その性格についてこう教えてくれました。
「とてもビビリで、来客と雷が苦手。玄関のチャイムが鳴ったり、空がピカッと光ると秒の速さで布団の中に潜ります。また、甘えん坊なところは小さいころとまったく変わりません。のどをゴロゴロと鳴らし、しっぽをピーンと立ててあとをついてきたり、夜、寝るときは、枕の横で眠ったり、とても愛おしいです」
昨年、ワクチン接種のために訪れた動物病院で医師から「もうそろそろシニアの仲間入りですね」と声をかけられたゆづくん。飼い主さんは、出会いから現在までを振り返って、「いつまでも元気で甘えん坊なゆづくんでいてね」とその思いを語っています。
飼い主さんのXでは、段ボール箱にすっぽりと入ってくつろいだり、水道の蛇口から器用にお水を飲んだり、のびのびと過ごすゆづくんの日常を公開中。これからも優しい飼い主さん家族とたくさんおしゃべりしながら、楽しくにぎやかな日々を送ることでしょう。
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)
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