浸水車両に火災リスク 警視庁が警告「たとえ水が引いても絶対にエンジンをかけないで」
台風10号の影響で、道路の冠水被害が出ている地域もあります。警視庁警備部災害対策課の公式Xアカウント(@MPD_bousai)が、「風水害対策」に関する以前のポストを紹介し、再び注目が集まっています。
車両が浸水してしまった場合、故障の可能性については予想がつくもの。ですが、それだけではなく、「火災」のリスクもあるといいます。車のキースイッチが切れていてもバッテリーは接続されています。外観上問題がなさそうでも、水に浸った車両は電気系統のショート等により、火災が起きるおそれがあるのだそう。
「たとえ水が引いても絶対にエンジンをかけないでください。1番の予防策は、冠水した道路を車で走行しないことです」と、注意を呼びかけています。
国土交通省は、浸水・冠水被害を受けた車両のユーザーへ向け、車両浸水時に以下の対処をするよう説明しています。
①自分でエンジンをかけない。
②使用したい場合には、お買い求めの販売店もしくは、最寄りの整備工場に相談する。
※特に、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)は、高電圧のバッテリーを搭載しているため、むやみに触らない。
③使用するまでの間、発火するおそれがあるので、バッテリーのマイナス側のターミナルを外す。
※外したターミナルがバッテリーと接触しないような措置(テープなどで覆う)をする。
▽出典
・警視庁警備部災害対策課 公式X/浸水した車両に火災リスクがあることをご存知ですか
・国土交通省/浸水・冠水被害を受けた車両のユーザーの方へ
関連ニュース
-
日本の救助犬はなぜ「靴」を履かないの?能登半島の豪雨災害現場でも活動した犬たちの命と安全に関わる「切実な理由」を救助犬団体に聞いた

-
台風の数・勢力は変わらないのに…じわり増加する経済被害 2019年には2つの台風で2兆円損失、東京都税収の3割相当が消失

-
救助犬が男性2名を発見!台風10号の被災現場に出動した「捜索救助犬」 公的な支援も補償もない民間ボランティア団体に頼る「災害大国・日本」の現実

-
恐怖!大雨の日にトイレがゴボゴボ噴水みたいに…豪雨への備え、下水の逆流防止には「水のう」を!【警視庁が呼びかけ】

-
長靴よりも…!冠水した道路での避難は「運動靴」を 膝下の冠水でも危険…警視庁の注意喚起に「知らなかった!」

