「チワワ」のような見た目から“猫らしい猫”に成長…ゴミ箱の中に捨てられていた愛猫のハナ

よく、ここまで大きくなってくれた…。そんな嬉しさがこみ上げてくる生い立ちであるのが、しもじまさんの愛猫ハナくん。

ハナくんは子猫の頃、悲しい方法で遺棄されていたところを保護され、飼い主さん宅へやってきました。

■コンビニのゴミ箱に捨てられていた子猫の里親になった

ハナくんとの出会いは、10年ほど前に遡ります。当時はSNSと言えば、「mixi」が主流だった時代。

ある日、しもじまさんはmixiの掲示板で、「名古屋のコンビニのゴミ箱で猫を拾いました!」という投稿を発見。投稿者が数匹も子猫を保護したことを知り、気になってコンタクトを取りました。

ハナくんは、そのうちの1匹。幸いにも、発見と救出が早かったため、子猫たちは元気だったよう。保護主さんは自宅で療養させつつ、里親募集を行っていました。

連絡後、すぐにしもじまさんはハナくんと対面することに。そして、保護から2日後、ハナくんはしもじまさん宅へやってきました。自宅へ迎えた後、しもじまさんはハナくんを連れて動物病院へ。念のため、健康診断を受けさせました。

子猫の頃、ハナくんは被毛が真っ白。猫というよりも、まるでチワワのようだったそう。

「だから、父は冗談で『ワン!』と言わせようとしていました(笑)。ハナも幼かったためか、素直に反復しようとして『キャン!』と鳴いていましたね」

チワワのような被毛の色が変わってきたのは、1歳くらいから。鼻や背中の一部が黒くなっていき、毛色が一変!お顔には、個性あふれる黒い模様が出現しました。

「名前の「ハナ」は、そうした被毛の変化を見た祖父の提案だったんです」

たっぷりと愛情を注がれたハナくんは、ひとりでのんびりするのが好きなマイペースな猫に成長。しかし、家族の中で特に大好きなお母さんの前では甘えん坊な姿を見せるのだとか。

「トイレに行ったり、食事をしたりする時、母には「にゃー」と鳴いての同伴をおねだりしています。そのほかの家族には見向きもしません(笑)」

そんな気ままな性格であっても、しもじまさんにとってハナくんは大切な愛猫。悲惨な遺棄に経験したことに心を痛めたからこそ、命を迎える際はよく考えてほしいと訴えます。

「自身の人生の先が読める方はほとんどいないので、全責任を持てとは言いがたいですが、熟考はするべきだと思います」

まるで、ゴミを捨てるかのように動物の命をぞんざいに扱う人が減ってほしい--。ハナくんの生い立ちを知ると、そんな願いが心に生まれ、自分の動物に対する態度も振り返りたくなるはず。

生きるために生まれてきたはずの子猫が生後間もなく死に直面し、絶望しないよう、自分にできる猫助けも考えたくなります。

(愛玩動物飼養管理士・古川 諭香)

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