「北国の人だけがわかる怖い写真」が話題に 「凍ってるのが見えないというのが、どれだけ怖いか…」

長かった残暑もいつのまにかすっかり消え、全国で激しい冷え込みや降雪が続く今日この頃…

SNS上では「北国の人だけがわかる怖い写真」が大きな注目を集めている。

この写真を撮影したのは「『人生』に寄り添い、 想いをストーリーにして伝える札幌のフリーランス広報」として活躍するほりけんさん( @horicafe12 )。

写真に写るのはまるでスケートリンクのように凍り付き、いわゆるアイスバーンの状態になった街中の道路。これでは歩くのはもちろん自動車の運転もいつスリップするかとハラハラものだ。ほりけんさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは

「 こうなった時やること…

①出来るだけ歩幅を小さくゆっくり歩く

②出来るだけ平坦な場所をあるく

③出来れば雪が積もってる場所を歩く(たまに雪の下が氷で即死トラップの場合あり)

④不可能だが体勢は低い方が良い

⑤帽子と手袋は絶対にしろマジでしろ 」

「 試されるのは大地のみならず、住民にも否応なしに『試練』を与える、それが北海道。 」

「ブラックアイスバーン…!!

凍ってるのが見えないというのがどれだけ怖いのか、体験した人でないとわかりませんね

横断歩道がこうなってると、10m程度の距離ですら信号が変わるまでに渡り切るのが精一杯という…」

など数々の注意喚起の声が寄せられている。

ほりけんさんにお話をうかがってみた。

--このお写真はどちらで撮影されたものでしょうか?

ほりけん:札幌の中心部「大通公園」から1本裏に入った通りです

--アイスバーンになった道路の怖さについて、 ご感想をお聞かせいただけないでしょうか。

ほりけん:雪国での生活が長いと、凍結路面を見ただけで「これは大丈夫か、ヤバいか」がわかるようになります。歩いていて転ぶのも恐ろしいですし、 車の制御が全くきかなくなる恐怖感も路面の記憶とセットです。

今回写真を投稿した路面は特に警戒が必要で、 見る人が見ると身の毛がよだつような路面状況なので、「北国の人だけがわかる怖い写真」 というキャプションを付けて投稿しました。

--これまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。

ほりけん:Twitterを使いはじめて10年以上が経ちますが、 ここまでの反響は初めてで驚きました。仕事柄、個人、法人問わずさまざまなSNSアカウントを観察、 分析しますが、今回のツイートへの反響を見ると

「写真を見ての率直な感想(経験者は『怖い』など、 未経験の暖かい地域の方は『よくわからないけど怖そう』など)」

「自分の経験談を語るスイッチ(きっかけ)になった」

「このような地域での生活経験者として、 未経験の人に向けて語りたいという欲求への刺激になった」

などが、ここまでの反響になった要因だと分析しています。

◇ ◇

北国にお住まいの方、北国を訪れる方はぜひ道路の状況に細心の注意をはらっていただきたい。

なお、今回の話題を提供してくれたほりけんさんは現在、1993年の「青春18きっぷ」のポスターに記された名コピー「この街で育ったら、どんな私になってただろう」にインスピレーションを受け「人の『人生』を形成する『日常』に思いを馳せる動画シリーズ」を自主制作している。旅先の駅にしばし留まり、行き交う人々の人生に思いを馳せ、

「もし、自分の地元がここだったらどんな人生だっただろう」 と考える…そんな時間を表現した短編動画シリーズだ。いずれも見ごたえある美しい作品ばかりなので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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